今回は特別に、運営委員に参加にあたっての思い、参加して学び得たものなど、マネ友にご寄稿いただきました。
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2017年4月26日、我々に何が起こるのか?興味津々だったり、少し不安げだったりした2017年度の研究生のみんなと同じような表情で運営委員としての初日を迎えました。
事務局の青木さんの顔を見つけ、知った顔に安堵したのも束の間。
「あ、やるべき事は自分で見つけて下さいね。」
私が何か仕事を欲しがっているのがバレたのでしょう。
そんな初日から始まった運営委員としての2017年度人材マネジメント部会への係りに繋がる動機は単純なものでした。
私が参加させて頂いた京都会場において、昨年度、運営委員として事務局のお手伝いをされていたのが、先輩マネ友であり、京都府南部のハミダシ公務員の雄、和束町の馬場さんただ一人でありました。
人マネ研究生として参加させて頂く中で、青木さんと馬場さんが手際よく、準備を進めたり受付を行なったりされているのですが、とにかく人手が足りないのは明白で、それぞれ、忙しそうに1人何役もこなされていた印象があります。
2017年の3月に共同論文を書きながら思ったことは、私たち研究生の学びはどれだけ多くの人に支えられて築かれたものだろうか?という事でした。
とりわけ、京都会場の事務局の忙しさを知る私がやるべき事はコレだと感じました。
こうして、冒頭の様な新米運営委員の1年は始まっていったのですが、運営委員として参加させて頂くと、前年度、研究生として参加させて頂き、必死に研究をした時に見えていた景色とは違う景色が見えてきます。
幹事団が全力で創る研究の場において、研究生の学びを可能な限り一滴も零さず持ち帰って頂ける様にするお手伝いをする中で、幹事団の方々、現役研究生の方々、事務局の方々に加えて、事務局と共に裏方で支えていてくれた全国の運営委員の方々から、本当に多くの気づきと学びを得た1年となりました。
ふと、顔をあげると、私たちを取り巻く時代の変化が激流の様な速さ激しさになっていると気づきます。
しかし、私たちはどうでしょうか?時代の変化に対応できているのでしょうか?
2000年に地方分権一括法が施行され18年が経った現在、何がどう変わったのでしょうか。
権限移譲で仕事が増え、コンプライアンスにアカウンタビリティなど、求められることは高度に複雑に煩雑になって参りましたが、私たちは本当に自治体の職員として、それぞれに特色のある地域を活き活きと輝かせる事ができているのでしょうか。
そこに暮らす方々が本当の笑顔で人間らしく生活して行く為の仕事ができる組織を構築するには、常に時代の変化に対応し学び続ける必要があります。
山積する業務をこなす事に加えて時代の変化に対応できる学びの必要性。こうした事に気づいた人からどんどん笑顔が消えていきます。
マイノリティだからです。孤独だからです。できれば、これまでどおり、(敢えてこの表現を使います)上位官庁から降りてきた内容に沿って、それをこなしていたい。それだけでも精一杯だからだと思います。
私は思います。
「我々の組織が笑顔で溢れてなければ、どうして地域を笑顔に出来ようか」と。
こうした状況を少しずつでも変えて行けるのは、組織変革の必要性に気づいた者たちだと思います。
常に新たな学びや気づきを得て自分たちの組織に還元する。そうしたプロセスを経る中で、志を同じくする仲間を得て、道は険しくとも理想の地域を創造できる組織へと改革は進んでいくのではないでしょうか。
仕事は厳しくとも仲間たちと理想を追求できれば、自ずと笑顔溢れる組織になるのではないでしょうか。
私はその中の一人でありたいと思います。
「なぜ人マネ部会は研修ではなく研究なのか?」
もし研究を続けたいならば、運営委員という選択は必ずや研究継続のための糧になります。
共に周りに本当の笑顔が溢れる世の中の為に研究を継続しましょう。
■あとがき
自分が人マネ運営委員に参加した一番の動機は書いた通りの理由でしたが、今振り返って自分自身に問うてみると、ほとんどお会いできなかった出馬部会長(京都会場は鬼澤部会長代行と伊藤幹事が中心でした)やお世話になった鬼澤部会長代行、伊藤幹事をはじめ幹事団の方々、事務局の方々と、ここでお別れするのが嫌だったのではないか?少なからずそんな事を改めて思っています。
熱く優しい出馬部会長のお話しでメロメロになり、鬼澤さんのカッコイイ背中に惚れ、伊藤さんの知識やファシリテーション他、たくさんの魅力とお別れできなかったんじゃないかなと思います。そんな尊敬する方々に認めてもらえる様な自分になりたかったのかなぁ。
偉大な幹事団の方々や既に地域でバリバリ輝いている運営委員の先輩方の背中を追い続けたいと思います。
(精華町役場・吉岡 満さん)
「マネ友2016」タグアーカイブ
【連載】政治山に花巻市・瀬川 猛さんが執筆した記事が掲載
【地域に人材は必ずいる】今回の政治山連載は、2015マネ友の岩手県さんに寄稿いただきました。
公共施設マネジメントの策定に向け、対話・協働のまちづくりを進める牧之原の研究をすすめ、牧之原市の取り組みを参考とした花巻市の協働での計画づくり“花巻スタイル”の確立に向けて「協働」の実践のご報告です。
「市民や行政に人材は必ずいる」という言葉は、本当にいい言葉だなあと思います。
以下のリンクからご覧いただけます。ぜひご覧ください!
≫ ■第32回 受け継がれる協働の絆~花巻市公共施設マネジメント計画の取り組み (2017/6/27 花巻市財務部契約管財課 公共施設計画策定室 瀬川 猛)
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早稲田大学マニフェスト研究所は、従来より連載記事を提供している政治サイト「政治山」(株式会社パイプドビッツ)に、人材マネジメント部会の連載「一歩前に踏み出す自治体職員~ありたい姿の実現を目指して~」を2014年11月から開始しました。
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