先日、大正大学1年生を対象とした授業に参画させていただきました。

以前のブログでもご紹介しましたが、大正大学公共政策学科では、全学生を対象にアセスメントツール「HQプロファイル」を導入しています。HQプロファイルは、自身の強みや課題などの特性を把握するとともに、それらをどのように伸ばしていくか、将来必要となるポテンシャルを可視化できるツールです。
今回の対象は、高校を卒業したばかりの1年生です。正直なところ、「将来についてはまだあまり現実的に考えていないのではないか」と想像していました。しかし、授業が終わる頃には、その思い込みは覆されることになりました。
今回の授業は、次の2部構成で実施しました。
- 前半:HQプロファイルの受診
- 後半:現役で活躍する地方公務員2名による「公務員ワークショップ」
ワークショップでは、自治体の第一線で活躍するお二人から、公務員という仕事の魅力ややりがいを、ご自身の経験を交えながらお話しいただきました。

一人目は、都内の市役所で勤務し、「地域に飛び出す公務員」として若くしてアワードを受賞された職員の方です。「基礎自治体は住民に最も近い行政機関。住民の方から直接『ありがとう』と言っていただける瞬間に、大きなやりがいを感じる」と語られました。また、「公務員は定期的な人事異動があり、そのたびに新しい分野の仕事に挑戦できる。だからこそ、まだやりたいことが明確に決まっていない人にも向いている仕事」というメッセージは、学生たちの視野を広げる内容となっていました。

二人目は、23区の区役所で災害対策を担当し、大正大学の卒業生でもある先輩職員です。在学中には「避難所におけるペット対応」をテーマに卒業論文を執筆し、その経験もあってか、入庁後は災害対策部門に配属されました。「区民の命を守る責任の重い仕事であり、業務も幅広いが、自分がやりたかった仕事だからこそ大きなやりがいを感じている」という言葉が、とても印象に残りました。
授業終了後には、ゲストスピーカーのお二人のもとに質問をしたい学生たちの列ができました。「将来についてはまだ考えていないのでは」という当初の予想とは裏腹に、真剣な眼差しで熱心に質問する姿からは、自分の将来を前向きに考えようとする意欲が強く伝わってきました。
学生たちの可能性をあらためて感じるとともに、『自分の将来を考えるきっかけ』を提供できたことを、とても嬉しく思える時間となりました。