昨年(2024年)6月議会、相模原市議会では議員の数名が生成AIを活用し一般質問へ登壇した。これを受け、答弁する市長部局もまた生成AIを活用して答弁した。これが日本初の地方議会における、議会と行政の双方が生成AIを活用したやりとりとして注目された。
あれから1年が経過し、相模原市議会や行政では、どのように進化してきたかを学びに林紀行・日本大学法学部教授と共に訪問した。
相模原市議会では、阿部善博・前議長が中心に対応頂いた。阿部議員は元IBMに勤めていた経歴があり、ITリテラシーが飛切り高い議員さん。私や林教授とも20年来の友人でもある(北川正恭・早稲田大学名誉教授が設立したマニフェスト研究所でともに学ぶ同士でしたから、恐縮ですが友人と表現させて頂きます)。
阿部議員からは生成AIの活用しやすいところ、逆に不便なところを聴かせて頂き、阿部議員がセット頂いた議会局の職員さんや市長部局の職員さんからは、職員目線の生成AIに対する意見を聴く事ができた。
これからの地方議会の運営や住民自治、地域経営のあり方や社会そのものが、かなり近い将来、激変する可能性が高い事を実感した。
これから取り掛かるべき事柄がイメージできた時間であった。
弊所では、3年前から生成AI活用講座を開催してきたが、今後は更なる続編を創っていきたいと思っている。
