Maniken〜地域経営のためのあたらしいマニフェスト研究所〜

公務員たる者、我慢するのが当たり前・・・なのか?

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一般社団法人Maniken
地域経営のためのあたらしいマニフェスト研究所
松本 清子

厚木市役所に行って参りました。
弊所で企画、運営している自治体職員のための研究会「地域経営部会」に11年間ご参加いただいている厚木市。今年度も優秀な職員さんを3名派遣していただいております。

今年度3人が取組まれている研究は「“ちょうどよい”業務量を目指して」という題材で「市民の声に耳を傾け、それに応える施策を実現する自治体」をありたい姿としています。
3人はこれまで厚木市は11年間部会に参加してきて、何度も同じようなテーマで研究してきたけれども、実現に至っていない事実をまず掲げています。
これは、これまでの部会参加者が何もしてこなかった訳ではなく、このテーマが、長い間作り上げられた役所文化に変化をもたらすという非常に難しいもので、更に“ちょうどよい業務量”になっていないために、いくら考え抜かれた良い提案をしても通常業務に追われ実践する時間がないということにも起因しています。


これまで部会に参加してこられた過年度生(部会では過年度生のことを「マネ友」と呼んでいます)5名と今年度生3名合わせて8名と2時間話をしました。聞くと、今年度の3名はこうやってマネ友と集まって話すのは初めてだということでした。2時間後、マネ友たちはみんな「今年度生と一緒に考えて実行していく!」と決意表明され、3名は実践を後押しする強力な仲間をゲットしました!

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役所は常に市民サービスの向上を目指しています。が、市民サービスとは?なんでもやってあげるのが市民のためになるのか?過剰な行政サービスなのでは?
地域のあり方が変化している昨今、自治会も衰退の一途をたどっています。自助から互助・共助をすっとばして公助が求められるという現実を職員さん達は毎日直面しています。行政サービスをこなす公務員さん達、住民のためには我慢するのが当たり前・・のようになっていると。当たり前?いや、そうではないのです!
マネ友の一人が仰っていました。「厚木も好きになりたいけど、組織も好きになりたい」
組織のこと好きになるように、どうすれば好きになれるか。
厚木市に限らず、部会へ参加してくる職員さん達はこのように考えている方々が非常に多いです。みんなで一緒に考え行動していきましょう!

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