2015年から共通フォーマットによるマニフェストのオープンデータ化を目指す運動「マニフェストスイッチ」に取り組んできましたが、今回、長野県安曇野市議会議員選挙(10月12日投開票)からマニフェストスイッチをリニューアルしました。
今回追加した機能は、注力する政策分野による並べ替えです。マニフェストスイッチプロジェクトの一つの意義は、「あれもこれも」のマニフェストから、限られた資源を100としたときに、10ある政策テーマにそれぞれどの程度注力していくか?という優先順位をつけることにあります。この注力分野は円グラフで表されますが、今回のリニューアルにあわせて、ユーザーの気になるテーマを選択すると、円グラフで締める割合の大きい順に候補者を並べ替えてくれます。これを一つの入り口にして詳細の政策を見ていくことができます。

上記は「教育・子育て」で並べ替えた例です。その他、10の分野どれでも選択できます。気になる候補者のカードをクリック(タップ)すれば、詳細のプロフィールや「を見ることができます(マニフェストスイッチに登録されたもの)。

今回の仕組みは、候補者が自身で登録した情報を、自動で取得しグラフ化するように生成AIを使ってコーディングしたものです。プロフィール写真の追加など、情報が更新されるたびに事務局が手を動かす必要もなくなってきますので、省力化を実現し、全国各地で実施していただくことができるようになりました。
この仕組みを各地の団体・地域の報道機関の皆さんに活用いただいて、マニフェスト型選挙のための共通プラットフォームとして提供していきたいと考えています(公平に実施できることが条件です)。
SNSで発信された情報の分析や、(現職議員に限定されますが)議会会議録との連動など、Chat GPTだけでなくコーディングが得意な生成AIなどさまざまなツールとプロンプトを組み合わせて、次なる機能の実装を目指してまいります。機能実装にあたってご提案、各地域でご一緒に取り組んでくださる方がいらっしゃれば、是非ご連絡ください。