オンラインセミナ「事例に学ぶ自治体改革 ~生成AIで変わる自治体業務~」を開催いたしました。二つの自治体による事例が発表されたのですが、生成AIを活用するとここまで可能になるのか!という驚きがありました。

事例のひとつ、葛飾区では窓口業務に音声認識システムを導入し、窓口に来られた住民の方と職員の会話をAIが要約し、回答を自動生成するというもの。複数のマニュアルを一度に検索し、回答を即座に作成することが可能で、職員は非常に助かっているということです。もちろん、来庁者にとっても待ち時間の短縮につながるし、会話をマイクで拾っているため、聞き間違いや聞き漏れ等も減り、双方にメリットになっています。
また、次の事例の取手市では障害福祉課カウンターに字幕表示パネルと音声認識システムを設置し、透明なパネルに職員と来庁者の両者の会話が表示されるような仕組みを取り入れています。更に、感情も認識できるというシステムも導入し、カスタマーハラスメント防止のために、一定の感情値になるとアラートが飛ぶという仕組みもテスト運用しているそうです。それ以外にも生成AIによる議会答弁書作成支援システムを導入している取手市では、様々なツールを説明するための「取手市DX展」を開催し、近隣の自治体職員や企業が参加し、ツールの活用を進めています。
生成AIを上手に活用し、仕事楽にしませんか?